産休育休から復職したWEBディレクターの話

asami
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育児休暇から復帰した久保田です。
今回は、入社〜産休育休〜復帰した今の働き方などについてご紹介します。

 

コンクリートファイブジャパンに入社したい

私は2013年からフリーランスのWEBグラフィックデザイナーとして個人事業を行なっておりました。顧客は個人事業主や中小企業が多く、主にコーポレートサイトの制作・更新、名刺・チラシ・パンフレットなどの紙媒体のデザイン等の業務を行なってきました。

その中でconcrete5というCMSに出会い、コーポレートサイトの制作に最適だと実感し、すっかり虜になりました。concrete5 LOVEを謳い活動し、コミュニティの方や弊社代表とも交流したり、コンクリートファイブジャパンと仕事を共にすることもありました。

そんな気持ちが通じたのか社員募集のお話を受けて、ぜひ入社したいです!と意気込み、面接などを経て入社内定しました。

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入社内定後にライフスタイルに変化

実は、この時点で社内には社員はおらず、私が社員第1号になる予定でした。 社員を迎えるにあたり、社内では入社手続きの整備を急ぎ進めてくださっており、正式入社は1、2ヶ月後の予定でした。

その間に、起こったライフスタイルの変化が2点あります。

1つ目は夫が転勤になり香川県に引っ越すことになりました。 転勤は想定内で、面接の時にも伝えてありました。

コンクリートファイブジャパンでは、リモートでの勤務が可能です。本社は東京ですが地方在宅勤務のメンバーが多数おり、どこでも業務ができる体制が整っております。 その点でもとても安心でしたし、現実問題として、夫が転勤族の場合、妻が正社員として働くのは中々難しいことだと思いますので、とてもありがたい制度です。

2つ目は、妊娠です。引っ越し直後に発覚しました。 初期の頃からつわりがひどく、すぐには働けない状態でしたし、入社して半年ほどで産休に入ることになるし、迷惑かけるばかりだなと不安に思っていました。 意を決して報告したところ、あまり動揺もなく、「入社で問題ないですよ」と言うではありませんか。 なんて寛大な企業なのでしょう!
妊娠もいづれはあることだから、と想定内だったそうで、その整備も進めくださっていました。 「会社は逃げません」と言って頂いたのがとても嬉しかったです。

 

社員第1号はリモート在宅勤務の妊婦

ということで、2015年7月に正式に入社し、リモート在宅ワークの妊婦が社員第1号になりました。前代未聞ではないでしょうか。

この頃、妊娠5ヶ月頃で、安定期とはいえ体調が不安定だったこともあって、無理のない範囲でと希望を聞いてもらい1日4時間の勤務にしてもらいました。 基本的には10:00〜14:00が勤務時間だったのですが、妊婦健診や体調によって勤務時間を前後してもらうこともあり、様々なことに柔軟に対応してもらいました。

業務としてはconcrete5のサイト制作や更新作業を担当しました。 リモートワークは初めてだったのですが、社内のメンバーとはいつでもチャットやスカイプで会話ができますし、定期的なミーティングで情報共有もできます。 データなどもクラウドで共有できるので問題はありませんでした。

約3ヶ月勤務し、2015年10月から産休に入りました。里帰り出産だったことと、切迫早産気味で安静にと言われていたので、規定の34週よりも早く休暇に入りました。 その後、2015年11月に女児を出産しました。

出産の時期に合わせて社員旅行も計画してくださっていて、札幌の実家へ皆さんで遊びにも来てくださいました。

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産休手当と育休手当

気になる産休、育休中の手当についてです。

まず、会社からの給与はありません。

その代わり、出産手当金が健康保険から給付されました。 産前の42日間(6週間)と産後56日(8週間)分の、給与の約3分の2が支給されます。(詳しくは健康保険協会に確認してください) 産前、産後に分けて申請もできますが、会社の証明書などが必要で何度も書くのが面倒だったので、産後に一括で申請しました。約3ヶ月分の給与が一度にもらえるので嬉しいですよ。

それと出産育児一時金も健康保険から給付されました。 出産にかかった費用を負担してくれます。病院によっては直接支払制度が利用でき、私も申請しました。出産費用は40万円近くと高額なので、自分で用意する必要がなくて助かりました。

産後57日以降は育児休業期間となり、育児休業給付金を受け取れます。 が、これは、出産前に12ヶ月以上雇用保険に加入していた場合に受け取れます。私の場合は入社間もなかったため対象外でした。残念。

それでも、改めて感じたのは会社員は守られているな、ということです。 健康保険も雇用保険も、会社員でないと入っていなかったわけで、入っていなかったら支給されないですからね。フリーランスでは受け取れなかった手当を受け取れて、この制度自体もありがたかったですし、改めて入社できたことにも感謝しました。

 

子連れOKの情報が知りたい

育休中に、また夫が転勤になり、北海道旭川市へ引っ越しました。実はここは地元で、友人知人もいますし、知った場所で育児ができることは本当に良かったです。 育児中はどうしても一人で思い悩んだり、人や社会との接点が減る時期なので、慣れた場所や人がいるというのは助かりました。

また、これまであまり接することのなかったママ&ベビー向けの場所やサービスなどを多く利用しました。市が運営する遊び場や児童センター、親子カフェ、ショッピングセンターのベビーコーナーなどなど、とにかく子連れで行ける所です。 他にもベビー向けのイベントや教室などにも参加しました。 1歳未満の子供を連れて外出する場合、授乳室があるか、オムツ替えができる場所があるか、ベビーカーの貸し出しがあるか、離乳食OKかなど、確認しないと出かけられませんでした。

旭川市では市が運営する「こどもーる」というサイトがあり、子連れ情報が掲載されていて、とても重宝しました。 ただ、各お店やサービスなどの個別サイトでは、まだまだ情報が整っていないところも多く、スマホ対応が遅れていたり、最新情報がアップされていなかったりと、ユーザへの情報提供を積極的に行ってもらえたら嬉しいなと感じました。 今後は、サイトを運用する側へのアドバイスなども含めて、サイト運営のお手伝いもできたらいいなと思っております。

 

地方での保活の現状

育児休暇が終わる2016年11月までに保育園を探さなければなりませんでしたが、希望する保育園はどこも満員で入園できませんでした。 旭川市は北海道で2番目に大きな都市ですが、地方だから大丈夫だろうとばかり思っていましたが、ここも厳しかったです。
それでも、育児休暇を延長してもらい、なんとか、2017年4月から保育園に入園できることになりました。

当初は、1歳の子供を預けて仕事復帰することに対して私自身も不安や寂しさ、否定的な意見などがあったり迷いもしました。でも、1歳だろうと、3歳だろうと、6歳だろうと、いつか親から離れて社会に出て行く時がくるわけです。それは何歳になっても親も子も寂しいし不安なことだと思います。 私は新しい世界・社会に入ることで色々学べることが、その子(人)にとってプラスになるはずだと思っています。きっと娘にとっても保育園という新しい世界で集団生活や色んなことを学び成長し、そして楽しい場所になるはずだと信じ、入園&仕事復帰を決めました。

 

復職 仕事・家事・育児の両立

産後、仕事のことを思い出すことはほとんどありませんした。

それでも、たまに社内のチャットルームを覗いて、今どのような案件をしているのか見たりしていました。わずかな時間ですが、少し社会と繋がれている気持ちになれました。 ただ、流れの速いWEB業界です。1年以上ブランクがあることはとても心配でした。が、もう追いつくことなど無理なので、新入生の気持ちで再出発しています。

現在はリモート在宅で、9:00〜16:00の時差&短時間勤務をしています。

基本的には在宅ワークですが、時々、コワーキングスペースを利用したり社外の方ともコミュニケーションを取ったりもしています。

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在宅ワークの際には、通勤時間がありませんので、保育園の送り迎えまでのわずかな時間に家事をしたり、お昼休みに夕飯の準備をしたり、なんとか仕事と家事・育児を両立しています。もちろん夫にも色々助けてもらっています。 そして何より、生まれて1年の娘も親と離れて保育園で頑張ってくれています。仕事と育児の両立は大変と言いますが、どちらも自分のできる範囲でできる事をこなしていきたいと思っています。

ちなみに復帰後2日目にして早速娘が発熱しまして、早退することになりましたが、それも想定内だったのか快く送り出してくれました。

社内の男性陣も、ほとんどのメンバーが家庭を持ち、家事育児にも積極的に参加しているので、理解してもらいやすい環境なのかもしれません。本当に感謝しています。

最後に、こんな働き方が理想のあなた!当社にご興味がありましたらぜひお問い合わせください。採用情報はこちら