Concrete CMS 9.5.5 がリリースされました

菱川拓郎
菱川拓郎

Concrete CMS(旧称 concrete5)の新しいバージョン「9.5.5」がリリースされました。

今回のリリースでは、サムネイル編集画面の改良などの機能追加、REST APIやExpress関連を中心とした多数のバグ修正に加え、セキュリティ上の問題が修正されています。また、9.5.4へのアップデート後にページリストブロックで発生していた問題も修正されています。

9.5.5の新機能

  • サムネイルの編集画面が改良され、トリミング範囲の調整がしやすくなったほか、編集結果をページを再読み込みせずに確認できるようになりました
  • 古いページバージョンを削除するタスクで、システムページを対象から除外するオプションが追加されました
  • ダッシュボードのパネルを手動で閉じた場合、閉じた状態がこれまでより長く保持されるようになりました
  • ブロックからファイルをアップロードする際、ユーザーに割り当てたホームフォルダーが最初から選択されるようになりました
  • ページAPIで、ページの公開日時(date_public)を取得できるようになりました
  • バージョン8にあった、ヘルプ機能を非表示にするための設定キーを復活させてほしいという要望に対応し、ヘルプ機能用の設定キー(Config Key)が追加されました
  • ダッシュボードのExpress関連のページで、パンくずリストの表示が改善されました

9.5.5の主なバグフィクス

  • 9.5.4へのアップデート後、トップページに配置した「すべての場所」を対象とするページリストブロックに、ページが表示されなくなる問題を修正
  • 旧フォームブロック(Legacy Form)で、フォーム送信時にエラーが発生する問題を修正
  • パッケージで追加したワークフロータイプがある環境で、PHP 8以降を使用している場合に、ワークフローの追加画面がエラーになる問題を修正
  • 完了したタスクが実行中のまま表示される場合がある問題を修正
  • ファイルのアップロード時にPHP拡張機能に関するエラーが発生した場合、誤ったエラーメッセージが表示される問題を修正
  • セキュリティ監査を有効にした状態で、ComposerによるConcrete CMSのインストールができない問題を修正
  • プログラムからGoogleマップブロックを更新すると、APIキーが消えてしまう場合がある問題を修正
  • ページに関連付けられたカレンダーイベントをコピーし、コピーしたイベントを削除すると、元のイベントに関連付けられたページまで削除される問題を修正
  • ページ属性を削除した後も検索インデックスに古い情報が残り、ページリストブロックからページが除外されたままになる場合がある問題を修正
  • ファイルマネージャーで、フォルダーの作成が重複して送信される場合がある問題を修正
  • コンポーザーでパネルのタブを切り替えた後に公開予約のダイアログを開き直すと、ダイアログが重複して表示される問題を修正
  • 「確認待ち」の通知一覧のメニューで、「アーカイブ」の表記を、通知を一覧から外す操作であることがわかる「Delete from list」に変更し、メニューが画面の端で隠れてしまう問題を修正
  • Expressエントリーリストブロック、Expressエントリー詳細ブロックの編集画面に関する複数の問題を修正
  • ページに設定したスキンを解除できない問題を修正
  • REST APIおよびコンテンツのインポート形式(Content Import Format)に関する多数の問題を修正

セキュリティアップデート

今回のリリースでは、1件のセキュリティ上の問題が修正されています。

  • CVE-2026-106551(8.6)

本記事の執筆時点では、この脆弱性の詳細はまだ公開されていません。

Concrete CMSでは、セキュリティ修正は原則として最新バージョンに提供されます。Concrete CMS 9をご利用のサイトでは、9.5.5へのアップデートをおすすめします。

9.5.5の開発者向けアップデート

  • JavaScriptからサーバーへのリクエストを扱う新しいライブラリ「ConcreteFetch」が改善されました
  • タスクを定義するパッケージで、タスクコントローラーをタスクマネージャーに明示的に登録する必要がなくなりました
  • これまでスキップされていた多くのテストが、再び実行されるようになりました
  • Composerの依存パッケージが更新されました
  • 多くのコードが整理されました

弊社スタッフも開発に貢献しています

今回のリリースでは、弊社エンジニアによるバグフィクス4件、機能改善2件が含まれています。

Concrete CMSはオープンソースソフトウェアとして、世界中の開発者による継続的な改善によって開発されています。

弊社でも、お客様のWebサイトの開発・保守を通じて発見した問題の報告や修正を積極的に公式プロジェクトへ還元しています。

これらの活動は、アプリケーション保守サービスにご契約いただいている皆様からのご協力で成り立っております。いつもありがとうございます。

バージョンアップ作業の代行をご希望の方は、弊社のアプリケーション保守サポートサービスもご検討ください。