先日、正式にリリースされたConcrete CMS バージョン9.0に搭載されたさまざまな新機能や改善点について、定期的に最新情報をお届けしています。
今回は「コンテナー」機能についてご紹介します!
前回の [Concrete CMS 9.0] 機能紹介!「新しいファイルマネージャー」編 に引き続きの投稿です。
前回までの投稿をまだお読みでない方は、ぜひ合わせてご覧ください!
目次 |
先日、正式にリリースされたConcrete CMS バージョン9.0に搭載されたさまざまな新機能や改善点について、定期的に最新情報をお届けしています。
今回は「コンテナー」機能についてご紹介します!
前回の [Concrete CMS 9.0] 機能紹介!「新しいファイルマネージャー」編 に引き続きの投稿です。
前回までの投稿をまだお読みでない方は、ぜひ合わせてご覧ください!
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好みのデザインを施したエリアをページに追加するための新しい手段として、「コンテナー」という新機能が追加されました。
新しい「コンテナー」という機能は、これまでレイアウト機能で用いていたようなCSSのグリッドフレームワークに従ってその都度レイアウトを作成するなどというやり方ではなく、いわばページテンプレートのように、予めデザインを施したコンテナー専用のテンプレートを用意しておくことができ、よりデザイン性の高いエリアを自由にページに追加できるという画期的な機能です!
※レイアウト機能はバージョン9.0でも引き続き利用が可能です。
では実際に、新しいコンテナー機能の特に注目すべき2つの特徴をご紹介します!
「エリアをページに追加する」という点では、従来のレイアウト機能と同じような用途になりますが、これまでのレイアウト機能では叶わなかったことが色々できるようになりましたので、その違いも交えながらご紹介いたします。
まずご紹介しておきたい点として、エリアにレイアウトを追加する際のインターフェースが、レイアウト機能と比べ大幅に異なります。
従来のレイアウト機能では、そのエリアの一番下まで行ってレイアウトを追加し、このようにエリアに対してカラム数や余白などのCSS設定をその都度行ってデザインを調整していました。
新しいコンテナー機能では、このようにブロックと同じような感覚で、エリアの好きな場所にドラッグ&ドロップでレイアウトの設置や移動が可能になり、スムーズな操作ができるようになりました。
従来のレイアウト機能も、CSSが書けなくてもページの編集画面から簡単にレイアウトを追加できる点ではとても便利な機能ではありますが、デザイン性のある複雑なものはできず、このようにただ横や縦に分割された単純なレイアウトしか使用できませんでした。
追加したエリアに背景色やマージンをつけたりと、少しの装飾であれば設定を追加することでできましたが、その設定したデザインを保存しておいて好きなときに繰り返し使うということできず、その都度、同じ設定を繰り返し行う必要がありました。
…:レイアウト
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こちらは、バージョン9.0から追加された新しいテーマ"Atomik"で構築したサイトのトップページです。
さまざまなデザインを施した複数のコンテナーを組み合わせることで、統一されたデザインでトレンド感のあるサイトを、都度HTMLやCSSを書かずに、ブロックを積み上げていくように実現できるのです!
ー:コンテナー
…:コンテナーに含まれるレイアウト |
このように、Concrete CMS の特徴である「直感的な操作感」とコンテナーが持つ「デザイン性の高さ」が合わさり、より良いWebサイトの制作や運用に役立てることができると考えています。
様々なデザインを施した複数のコンテナーを用意しておけば、複雑なレイアウトのページであってもWebの専門知識を必要とせず作成することができますし、デザインによってたくさんのページテンプレートを作らなくても、必要最低限のシンプルなページテンプレートがあれば、あとはコンテナーを好きなように組み合わせて自由なページを作成したりすることができるようになります。
デザインの自由度 | 編集時の操作性 | 繰り返し利用 | 技術的な知識 | |
---|---|---|---|---|
コンテナー | ◎ | ◎ | ◎ | 少し必要 |
レイアウト | △ | △ | △ | 不要 |
今回は、「コンテナー」という新機能についてご紹介しました。
Concrete CMSを使って様々なWebサイトを制作させていただく中で、お客様ご自身での運用のしやすさということが1番のテーマであり課題なので、この「コンテナー」はその手助けになってくれると期待しています。
Concrete CMS 9.0 新機能紹介シリーズは、次回もまだまだ続きます。
引き続き、ぜひご覧ください!