concrete5はどんなWebサイトに向いているか?

菱川拓郎
菱川拓郎

今さら?!という感じですが、ブログ始めます。

今までローカライズ作業やconcrete5に関するご相談に対応したりと、目の前の事に追われあまり情報を発信できていませんでした。

これはマズいと思い、今後はちゃんとここでも情報発信をして行きたいと思います。

今日はまず、concrete5についてよく聞かれる事について書きたいと思います。

concrete5ってどんなサイトに向いてるの?

これが最も聞かれる質問かもしれません。
かつ、一番困る質問でもあります。

concrete5は汎用CMSです。

汎用というのは、わかりやすく言うと「何にでも使える」ということです。
なので、カンタンに言うと「何でも作れますよー」という事になります。

ブログでも、ECサイトでも、SNSでも、Webベースの業務システムも作れます。

でもこれではこの質問に答えた事にはなりません。
また、私たちは「何でもconcrete5で作る」という事はオススメしていません。

本当はこのブログだってWordPressで作った方がもっと良いブログが少ない手間で作る事ができます。(でもconcrete5の会社だし、concrete5でも作れるよって事で作ってみただけです。)

CMSは道具(ツール)です。
CMSを使う事が目的ではないのです。
CMSを使って成し遂げたい目的があるハズです。

そういったWebサイトの目的に合ったCMSを使うのが良いと考えています。

ブログだったらWordPress、ECサイトならEC-CUBEといったCMSを使った方が、多くのケースで費用対効果が高いです。

正直、オープンソースのCMSであれば、何を使っても何でも作れるんです。
EC-CUBEでブログを作ってる会社もありますし、WordPressでECサイトを作ってる会社もあります。

でもそれは最適解なのでしょうか?

多くのケースで無理があると思います。

concrete5は、そういった、特化型のCMSでは少し無理が出る様なケースで威力を発揮します。

何にも特化していないので、ECにも、ブログにも、SNSにもちょっと手を伸ばせば届く距離にいます。

なので、
どんなサイトに向いているか?
と聞かれたら、
特化型CMSでは、少し無理が出る様なWebに向いている
と答える事ができると思います。

  • ECサイトにちょっとSNSちっくな機能を追加したい
  • コンテンツメインのサイトだけど、ユーザの交流も促進したい

などです。

基本的にアプリケーション的要素が強いWebサイトに向いていると思います。

あえて特化しているところをあげると

  • 直感的
  • ユーザを選ばない
  • 複数ユーザ

があると思います。

直感的

concrete5は、「ブロック」と呼ばれるページ上の部品をマウスを使って、そのままページに置いてページを作成していきます。

そのため、はじめての人でも、一回やり方を教えるとドンドン自分でコンテンツを作っていく事が出来る様になります。

また、私たち日本語チームも、アメリカ開発元の人間も、UIの設計や動作、翻訳については、とにくかく「直感的」である事に注意して開発をしています。

ユーザを選ばない

concrete5はMicrosoftのOffice Wordを使える人なら使える様に設計されています。

なので、基本的に特別な知識やスキルを必要としません。

私が知っている範囲では60代の方でも利用して頂いています。

複数ユーザ

concrete5はそのはじまりから複数人でWebサイトを運用する事を前提に作られています。

そのため、ページのバージョン管理や非常に細やかな権限管理機能など、複数人でWebサイトを運用するために必要な機能が高いレベルで実装されています。

まずは触ってみてください

色々書きましたが、まずは実際に触ってみる事をオススメします。

ニフティさんが運営されているPaaSサービス、c4saであれば環境の構築もカンタンです。

そして、何かわからない事があったら公式サイトのフォーラムに書き込んでみてください。

どんなささいな事でも大丈夫です。

幸いフォーラムで聞くのは無料です(笑
どんどん書き込みましょう。

また、東京と関西では毎月定期的に勉強会も開催されています。

フォーラムでイマイチわからなかったら聞きに行きましょう。これも聞くのは無料です(笑

実際に仕事で使うために、ガッツリ色々相談したい、という事であれば弊社のコンサルティングサービスもあります。

もちろん弊社でもconcrete5を使ったWebサイトの構築業務も行っています。
そういったご相談であれば、このサイトのお問合せから、お気軽にお問合せください。