今話題のオープンソースのマーケティングオートメーション「Mautic」。
色々と機能があるのは分かるんだけど、一体何ができるの?という方向けにMauticの機能の一覧をまとめました。これからMauticを使いたい、またはクライアントに提案したいと思っている方、必見です!
基本機能一覧
- コンタクトマネジメント
- カンパニー
- Emailマーケティング
- フォームの作成
- ランディングページの作成
- アセットの管理
- ダイナミックコンテンツ
- キャンペーンの作成・管理
- レポート
- ソーシャルメディアモニタリング
- プラグインによる機能拡張
コンタクトマネジメント
匿名と既知の2つのタイプのビジター(見込み客)を管理することができます。これらのユーザはそれぞれ「ポイント」という概念を持っており、見込み顧客をランク付けすることができます。また、「セグメント」「ステージ」でさらに詳細にコンタクトを分類・管理することができます。
既知のコンタクト
Mautic上に手動で登録するか、フォームから入力された情報を元に追加されます。
既知のコンクタクトは、フォームから入手した氏名、メールアドレス、会社名などが入っており、ユーザ個人を特定できる情報となっています。
匿名のコンタクト
Webサイトにアクセスしたユーザを匿名のコンタクトとして扱います。
匿名のコンタクトはIPアドレスだけがMauticに登録されている状態になっており、既知のコンタクトに変わるまで連絡先は分かりません。
E-mailマーケティング
メールのテンプレート作成機能があります。これはhtmlメールとテキストメールを作成することができます。メールをすぐに配信するかキューを作成して配信することができます。また、メール内の各リンクのクリック数を追跡することができます。
Mauticでメールを管理するメリットとして後述するキャンペーンと連動し、コンタクトポイントに応じてメールを送り分けることができます。
フォームの作成
Webサイトに埋め込むことが出来るフォームを作成することができます。
Mauticのフォームを利用することで、これまで匿名のコンタクトが既知のコンタクトに変わり、それまでトラッキングされていた行動履歴も関連付けられます。
ランディングページの作成
既存のテンプレートか真っさらな状態からランディングページを作成し、管理することができます。
A/Bテスト機能があり、テンプレートのパフォーマンスを調べることができます。
主にキャンペーンページを作成する際に利用します。
アセットの管理
アセット(ホワイトペーパーやカタログなど)を管理する機能です。誰がいつアセットをダウンロードしたかが分かり、マーケティングに活かすことができます。
ダイナミックコンテンツ
Mauticでトラッキングしている行動履歴をもとにコンテンツを出し分けすることができる機能です。
ユーザーの興味の度合いに合わせてコンテンツの表示を出し分けることが出来るので、見込み顧客に対して確度の高い情報を見せることができます。
キャンペーンの作成・管理
キャンペーンはMauticにとって最も重要な機能です。キャンペーンを作成することで、営業サイクルに従って見込み顧客を育成するためのワークフローを作成することができます。
例えば、以下のようなシナリオに沿ってワークフローを作成し、アクションを自動的に実行することができます。
営業シナリオ
春の特集ページでアセットとして登録をしたカタログをダウンロードしたユーザに対して1週間後に自動的にメールを送る。
メールを開封したユーザにはコンタクトポイントを10付与し、コンクタクトポイントが10以上のユーザに対して更にセール情報を送信する。
また、ダイナミックコンテンツを予め設定しておくことで、メールを開封したユーザがWebサイト再訪問時にゲストユーザと異なっているお得なセール情報を見せることができる。
この他にも様々な営業シナリオを想定しビジネスに最適なキャンペーンを作成することができます。
これらのキャンペーンは管理者自身で自由に設定することができます。
レポート
主に以下の情報をグラフなどで確認する機能です。
- アセットのダウンロード状況
- メールの開封率、未開封率
- ポイントを保持しているリードの管理
- イベントの管理
- 問い合わせがあったフォーム
- TOPリファラー
これらの情報はHTML、CSVやPDF形式でダウンロードすることができます。
ソーシャルメディアモニタリング
Twitterからのトラッキングができる機能です。コンバージョンに至ったハッシュタグやメンションを取得しキャンペーンに活かすことができます。
プラグインによる拡張機能
SalesforceやTwilioなどと連携できる拡張機能があります。サードパーティによる拡張機能の開発も可能です。