Concrete CMS バージョン9から追加された「外部ファイルプロバイダ」機能を使うと、CMSと連携した外部システムから、ファイルを直接CMSに取り込むことができます。例えば、以下のような用途が想定されます。
- 外部のデジタルアセットマネジメント(DAM)で管理しているバナー画像などのアセットデータを直接CMSで利用する。
- 複数の Concrete CMS サイトを利用している場合に、他の Concrete CMS サイトのファイルマネージャーにアップされているファイルを取り込んで利用する。
- Google Drive などのクラウドファイルストレージにアップされている画像を CMS で利用する。
もちろん、外部システムからいったんパソコンにダウンロードして、CMS にアップロードするのと結果的には同じです。しかし、ダウンロードしてしまうと、最新のデータなのかどうかが分かりません。古いアセットをウェブサイトで使ってしまう、重要なデータをローカルにダウンロードすることで流出する、などのリスクを回避するため、外部ストレージから直接ファイルを取り込める機能は、大きな組織を中心に要望の高い機能でした。今回バージョン9にて実装された本機能は、刺さる人には刺さる待ち望まれた新機能と言えるでしょう。
弊社では、この新機能を使ったアドオン Macareux Box Connector を開発し、マーケットプレイスにて公開いたしました。
本アドオンをインストールすると、よく使われているクラウドファイル共有サービスのBoxと連携し、Box上のファイルを直接検索して Concrete CMS のファイルマネージャーに取り込めるようになります。使い方は下記の動画をご覧ください。