オープンソースによって CMS が爆発的に普及したことで、コンテンツ配信の世界はそれまでとは決定的に違うものになった。
オープンソース CMS は、自由と、移り変わりの激しいオンラインの世界でコンテンツを配信し続けるための、絶え間ない進化を我々に提供してくれた。
現在、全 Web の半分は CMS で運営されていて、その大半を占めるのはオープンソースだ。
同じことが、いまマーケティングの世界に起ころうとしている。
Mautic は、昨年バージョン1がリリースされたばかりの新しいマーケティングオートメーションである。
リリース後たった1年半で、24の言語に翻訳され、世界17か国でミートアップが開催され、80000以上の企業ですでに使われており、ボストンのVCから60万ドルのシードラウンドの投資を受けた、世界が注目するプロジェクトでもある。
その Mautic のファウンダー David Hurley 氏が、日本に訪れる。
この来日につながったのは、Mautic Meetup Tokyo を継続開催してきた成果と言えると思う。
今回の来日日程に合わせ、東京と名古屋の Meetup を開催する。
この Meetup を告知する際、世界からのビッグゲストの話を聞けるチャンス、と Facebook などで告知をしてきた。
しかし、昨日 David 氏のキーノートの草稿を読ませていただいて、考え方が変わった。
話を聞くなんて受動的な立場では、マーケティングが小難しい高尚で高価なものではなく、誰に取っても開かれたものになる転換点を見逃してしまうと思う。
すべてのビジネスを成功に導くための一大プロジェクトに、いますぐ、あなたも、参加できるチャンスが開かれているのである。
オープンソースは、成果をただ受け取るより貢献した方がいい。そんなこと、concrete5 の開発に飛び込んで参加してきた私にとっては、当たり前のことのはずなのだが、どうもアメリカの後ろをついていく極東の島国根性がまだ抜けきっていないらしい。恥ずかしい限りだ。
話を聞きに行くのではなく、マーケティングの最先端に飛び込めるチャンスである。
ぜひ、この機会を逃さず参加して欲しいと思う。