Concrete CMS(旧称 concrete5)の新しいバージョン「9.3.6」がリリースされました。9.3.6には2件の新機能と8件の機能改善、バグフィクスが含まれます。なお、9.3.6にはセキュリティ脆弱性の修正は含まれません。
9.3.6の新機能
- ファイルマネージャーからダウンロードするファイル名のパターンを設定する機能が追加されました。
{title}
,{extension}
または{filename}
が使用可能です。 - ファイルマネージャーの並び替えに使用されるデフォルトのカラムと方向が設定できる機能が追加されました。
9.3.6の機能改善
- ユーザーのCSVエクスポート時に管理画面で設定した日付フォーマットが使用されるようになりました。
- 画像スライダーで高さと幅が指定できるようになりました。
- RSS表示ブロックのコントローラーとビューのコードがリファクタリングされ改善しました。
- エクスプレス一覧ブロックの表示速度が向上しました。
- その他様々な表示速度の改善が行われました。
- フルページキャッシュがオンの場合でもセキュリティヘッダーが送信されるようになりました。
- 環境情報に便利な情報が追加されました。
- 管理画面のブロックタイプのページに便利な情報が追加されました。
9.3.6の主なバグフィクス
- ページの編集時に、子トピックの選択が外れる問題が修正されました。
- トップナビゲーションバーに未承認のページが表示される問題が修正されました。
- 属性の入力が必要な場合にOAuthでログインするとエラーが発生していた問題が修正されました。
- ページリストでトピックカテゴリーでの絞り込みができていなかった問題が修正されました。
- 非BedrockテーマでCMSのUIで使われているツールチップが正しく表示されていなかった問題が修正されました。
- ファイル選択モーダルウィンドウを開いた際に、名前順でソートされているにも関わらず、日付カラムがアクティブに表示されていた問題が修正されました。
今回のリリースでは、弊社エンジニアが行なった2件の新機能追加、3件の機能改善、4件のバグ修正が含まれています。また、その他のバグ報告でもリリースに貢献しています。これらはアプリケーション保守サービスにご契約いただいている皆様からのご協力で成り立っております。いつもありがとうございます。バージョンアップ作業の代行をご希望の方は、弊社のアプリケーション保守サポートサービスもご検討ください。
※ 11/7 追記
バージョン9.3.6にアップデートするとファイルマネージャーがエラーで表示されなくなるバグが見つかったため、そのバグを修正したバージョン9.3.7が続けてリリースされました。トップナビゲーションバーの編集時のエラーも同時に修正されています。