コンクリートファイブジャパン株式会社は、株式会社マカルーデジタルに変わりました。
1985年10月に設立され、情報通信ネットワークに関わる標準を作成することにより、情報通信分野における標準化に貢献するとともに、その普及を図ることを目的として活動されているTTC様。
サイト全体のSEO対策強化を行い、検索順位が大幅に上昇。アクセス数も増加しました。
1000件以上あったドキュメントデータもCMS上でデータベース化することで管理・運用の効率アップにつながりました。
concrete5の日本で唯一の公式サポート企業だからこそ、弊社をお選びいただきました。
目的と課題
レスポンシブや常時SSLに未対応の状態であった。
過去30年分のファイルデータの管理・更新をCMS上で容易にできることが重要なポイントであった。
サイト内の情報が複雑であり、SEO対策の強化とコンテンツの整備が必要であった。
ご提案内容
標準でレスポンシブ対応可能なバージョンにconcrete5をアップグレード。
CMS上にデータベースを作成し、データ管理・更新作業をスムーズに。
サイト内の情報を整理し、カテゴリータグを設置することで、関連コンテンツへのアクセス性を向上。
選んだ理由
見たまま編集ができるCMSだからこそ、簡単にコンテンツを管理・更新することができる。
ユーザー単位で細かな権限設定ができる。
CMS上でデータベースを作成・管理することができるエクスプレス機能。
更新の容易さと認証の個別設定が可能な点が決め手に。
一般社団法人情報通信技術委員会(TTC)
システム担当 石田純子様
企画戦略担当 義盛文香様
企画戦略部長(企画担当) 金子麻衣様
石田)2010年からconcrete5で作られたホームページを運用してきましたが、スマートフォンや常時SSLに未対応の状態だったこともあり、ずっとリニューアルを検討していたんです。実際に着手すべく制作会社を探し始めたのが2018年の春頃からです。ちなみに当時のサイトは、コンクリートファイブジャパンとは別の会社にお願いして制作したものでした。
石田)実は、リニューアルに着手した当初、concrete5は候補から外れていたんです(笑)。なぜなら扱える制作会社が少なく、加えてオープンソースを使用する上で、サポートにも不安を感じるようになっていたからです。それで、今回は自社開発のCMSを扱う制作会社でリニューアルしようと考え、7社程度の制作会社に声を掛けました。
金子)親交が深い他団体の方々にヒアリングをしたんです。当時はどの団体も、私たちのサイトより新しくて美しいサイトをお持ちだったので(笑)。でも「ホームページをconcrete5で制作しています」という団体はなかったんですよ。
石田)そうなんです。しかし、選定を進めていくうちに、concrete5を扱う制作会社に声を掛けずに外してしまうと後悔しそうな予感がしたんです。それで一応提案してもらおうと。当初は7社の中から3社を選定して最終検討をする予定でしたが、急きょコンクリートファイブジャパンを含めた4社に提案をお願いすることにしました。
金子)ですからお声掛けしたのは本当に最後の最後だったんですよ。「一応聞いておこう」という感じで。でも結果的に、石田が感じた予感に助けられる形になりました。
石田)実際に試用した結果、concrete5よりも優れた編集機能を持つCMSがなかったんです。もちろんずっと使ってきた点は大きいと思います。以前とは使い勝手が異なる新しいソフトで更新作業をする場合、更新している人全員に再び操作法を教える必要があり、私たちにとってそれが大きな負担になると考えました。
金子)こちらの要件との合致度、使い勝手、セキュリティ面などの項目を立て、4社のソフトを試用しながら評点をつけて比較した結果、コンクリートファイブジャパンのconcrete5が最も高得点でした。特に突出していたのが、コンテンツ管理や更新の容易さと文書ファイルの扱いやすさ。我々はセミナー告知を含めてサイトの更新頻度が高い上、30年分の標準化ドキュメントやTTCレポートという機関誌など、多くのPDFファイルがあるので重要ポイントでした。
石田)『事務局のみ』や『会員のみ』など、特定グループだけ閲覧可能にする認証など、認証の個別設定を多用していました。これができるところが少なくて…。
金子)これもconcrete5では基本機能なので、それが当たり前だと思っていたのですが、他のソフトではどれも数十万円単位の追加費用が必要で驚いてしまって。
石田)例えば、動画コンテンツを簡単に追加できる機能も機能追加で数十万円と言われたり…。concrete5なら標準機能に含まれているのに。私たちの団体は、会員のみ閲覧可能なコンテンツが多いので、一般的なコーポレートサイトの機能だけでは不足なのだとわかりました。
(右:エクスプレス機能を使ったドキュメントデータベース)
石田)先述のスマホと常時SSLへの対応と、アクセシビリティの改善です。リニューアル前のサイトはトップページにバナーのような形でたくさんのコンテンツへの入口がズラッと並んだ状態で検索性も悪かったので、見せ方を工夫して欲しいとお願いしました。
金子)あと、サイト構造が深すぎて検索結果に表示されないコンテンツもあったんです。そこで、全体的なSEOの対策強化と、特定のキーワードに関する検索順位向上も要望しました。
石田)途中で細かい軌道修正をお願いしても、「無理です」と言われなかったのが印象に残っています。とても心強く、制作会社として素晴らしい対応でした。
金子)レスポンスも早く、しかも制作途中で実施した更新方法セミナーで出た意見を反映し、役割ごとに細かいテンプレートを用意してもらったんです。あれで私たちの運用面の負担が軽くなりました。
金子)先ほどお話しした上位表示狙いのキーワードで、検索時の表示順位が大幅に上昇しました。全体的に検索結果の順位が上昇しているのが最大の効果ですね。その結果、全体的にアクセス数も上がっています。同ジャンルの他団体の皆さんからも「とても見やすくなった」と、良い評価をいただいています。
義盛)私は以前のバージョンでも更新作業をしていましたが、かなり使いやすくなっています。メールフォームの作成もさらに簡単になりましたし、ページをまたいでコンテンツを移動する際にはクリップボードの機能はとても良いです。ちょっとマイナーな機能ですが(笑)
金子)コンテンツの作成や更新に関わるのは初めてだったので、マイクロソフトのワードを使うような感覚で作成や更新ができるのはいいですね。
義盛)写真をコンテンツ内に加える作業も簡単かつキレイに配置できるようになりましたし、表の幅も調整できるようになって、見映えのするコンテンツが簡単に作れるようになりました。スマホサイトで、画像サイズが自動でリサイズされるのも助かります。
石田)concrete5の開発に関わっておられるコンクリートファイブジャパンだからこそ、オープンソースの良い部分を生かしてもらえると期待しています。また、サポートも完璧なので最強のパートナーだと思っています。
金子)制作コストも高くなかったですし、サポートメニューにも料金がきちんと明示されていて、とても親切で検討しやすい。サポートの進捗状況もbacklogで把握できるので安心しています。
金子)ページ丸ごとのコピー&ペーストは意外に面倒なんですよね。裏技的な操作方法でできるんですが、もっと簡単にできたら嬉しいですね。連続開催する研究会の告知ページを作成する時に、簡単にページ丸ごとコピーできたらとても助かります。
石田)長年使っているのに、今回のリニューアルで、使いこなせていない機能があることを知りました。細かく機能をチェックしていないので、そういった機能紹介をしてもらえたら。
金子)他社サイトではどんな機能をどのように使っているか、といった情報提供をしてもらえると嬉しいですね。